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† 虚 空 世 界 †

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† 虚 空 世 界 †
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小説を黙々と執筆中です……。

  『 旅 館 ミ ド ル サ ー ド 』

主人公、坂本真梨を中心として描く
ほのぼので、ちょっぴりファンタジックで、意外と現実性に溢れた物語。

――故郷で旅館を開く。

父親のこの一言によって、物語は幕を開く。
無謀とも思えるこの夢を、叶える事ができるのだろうか?

グラつくことのない安定したへの父親の信念。
それは、まるで中央三分の一に立とうとする衝動……。


――――――――――――――――――――――――――


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最近の報告

2012/01/26 18:36

「魔法少女かあ……」


ってつぶやいてるリンちゃんに、


「僕と契約してマジックリンになってよ!」


ってつぶやきたい。

でも、きっと死亡フラグしか立たないから

我慢したい。

(^ω^≡^ ω^) おっおっおっおっ


≪元ネタ:リンちゃんなう!≫






期末テストが間近になってきましたorz

と同時に、大量のレポート提出も…


まあ、やらされる方が個人的にはいいですけど、

社会人になったら自分で何もかもしないといけないからね

今の学生時代がいかに良いものか

うん、そうだ、そう思っておけば怖くない!(←


2月中旬まで忙しい日が続きますが

頑張りますぬd(´▽`*)




そして、小説投稿が滞ってます(汗

はあ……マイペースすぎるw





さっきベランダから撮った佐賀の夕日

画像


三日月が綺麗ですぬ

その左隣の光ってるものは、何だろう?

金星? 火星?


とりあえず、ふつくしい……
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100人ケイドロ@佐賀

2012/01/18 20:35
1月21日(土)に、佐賀で開催される

100人ケイドロに参加することになりましたb


その名の通り、制限時間内に限られた地区内で

100人でケイドロをするというもの

ポイント制で、上位3位の人には賞金がb


俺は泥棒で逃げまくりますw

そして、スネークのごとく、隠れたりして

まあ、頑張りますぜよ!



そして、コスプレで参加した人には

追加ポイントがあるので、

俺もコスプレ衣装を身にまとって参上しますww


コスプレ制服に加えて

猫耳カチューシャもありだと思うんだb

ヒント:北高




そして、これが100人ケイドロの動画です↓

場所は違うけど、大体こんな感じですねb




まあ、TVの逃走中≠ンたいに

楽しもうってことですw

警察の人がスーツ姿でグラサンかけて来たら

すごく……怖いです(逃げる側として



ハンドルネームはユーラク≠ナ行ってきます(`・ω・´)

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明日はセンター試験準備のため休講

2012/01/12 18:07
休み明け2回目の3連休キターw

でも、体内リズムが崩れている気がする…


そして、鍋をしたい気分だけど、

一人ではどうしようもできない現実(汗

一人鍋もありか!?

いや、なんか寂しすぎるぞ?w

やはり、友人の家を襲来して無理やり鍋PTを

開催するかな(ぁ



そしてある友人が、車校を3か月近くサボっていて

バイトばっかに逃げ込みながらも

今日、お金が欲しい〜と嘆いていました(オイ


同情するなら金をくれええ!! ですね、分かります

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あけましておめでとうございます!

2012/01/02 22:36
皆様にとって

とてもよい年になりますように。


そして、今年も、

ゆうらくをよろしくお願いします♪(≧▽≦)



ここで、毎年恒例の

自作のイラスト、2012バージョンを

公開します。


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まあ、辰に関係ある部分は

文字しかありませんが……


これでいいのだ(
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アニメ『たまゆら〜hitotose〜』 竹原舞台探訪

2011/12/29 00:33
竹原が舞台のOVA『たまゆら』が公開され、

去年の12月に、竹原へ舞台探訪をしました。


前回の探訪の記事です↓

http://yuuyuu-raku.at.webry.info/201101/article_6.html


しかし、今年の秋アニメとして復活した

アニメ『たまゆら〜hitotose〜』

それが今月に最終回を迎え、感動的なシメを

魅せてくれました。

本当に素晴らしい!!(><)


ということで、12月28日に1年ぶりに竹原へ出向き、

舞台探訪を決行いたしました!



※ただし、前回の探訪でチェックしたシーンは

今回では省きますのでご了承を……。


アニメ『たまゆら〜hitotose〜』OP「おかえりなさい」





10:00 〜 竹原駅に(あの電車に乗って)到着

画像


この電車は、アニメで登場したもので、

ぽって達が乗っていた電車そのものです。


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竹原駅改札口を抜け、すぐ下を見ると……。

おかえりなさい≠フ文字が刻まれています。

アニメ1話のラストシーンで出てきました。


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駅前の商店街を歩いて行くと、

途中に『ももねこ様の銅像』があります。

アニメが公開されて、新しく作られたそうです。

前回来たときはこんなものなかったので驚きました。

ももねこ様が祀られてる……。


画像


そして、前回の探訪で見落とした

OVAで出てくる商店街のシーンです。

デザインがとてもいい!


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そのままずーっと歩いて、町並み保存地区へ。

入ってすぐのところに、この建物があります。

たぶん、必ず目に入りやすい所です。

ここでは、アニメの最終話などで主に舞台になった

わたしたち展≠フ建物です。


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その近くには地蔵堂があり、

その隣に愛宕神社がちょこっとあって、

こんなダルマがあります。

OVAのOPで出てきますが、思った以上に小さいです。


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保存地区を進むと、竹祭りの準備で舞台になった

あの広場が見えてきます。


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そして、さらにそのまま進むと

アニメのポスターでお馴染みの

憧憬の広場≠ェあります。

ほぼ、実際の景色と同じなので

↓こんなこともできます。

画像


境界線なんて、ないんだぜ☆


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その通りの途中に、脇にそれると長い石段があり、

その上には普明閣≠ェあります。

赤い柱なので結構遠くからでも目立つと思います。

これは、アニメのOPで出てくるシーンです。


画像


普明閣の上からの眺めは絶景です。

竹原のシンボルと言っていいかもしれない煙突があり、

その奥には瀬戸内海が見えています。


画像


もう、これはOVAでもアニメでもお馴染みの

日の丸写真館です。

ぽってがよく通っている所です。

前回の探訪では、真正面から取りましたが

今回はアニメで出てくるレアな角度のシーンを

狙って撮りました。

これが干潮の時だったら完璧でしたが……。


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写真館の右隣にある小さい神社に、

ももねこ様が潜り込んでいるシーンがあります。

それを必死に追って撮ろうとするぽってですが…。

意外にも見落としそうな場所です。


画像


保存地区の通りに戻って、かかえ地蔵の所へ。

これも通りの小さな脇道で、その急な坂道を上った先に

ぽつんとあります。


画像


願い事を念じてこの地蔵が持ち上がれば、

願いは成就するらしいのですが……。

果たして、持ち上がるのだろうか?


画像


そして、保存地区から少々離れて歩いて行くと、

ぽって達の通学路が見えてきます。

このシーンは、OVAのポスターの背景です。

前回、時間が無くて行けなかったので

今回、行ってみることにしました。

この先にぽって達の通う学校があるはずなのですが、

若干違う小学校があるだけです。

有力説として、別の場所にある中学校がモデルらしいです。


画像


お昼は、保存地区にあるほり川≠ナ

お好み焼きを食べました。

やっぱり、美味しいです!

ここは、お馴染みのほぼろのモデルのお店です。


画像


このベンチは、保存地区の入り口にあります。

中学時代、のりえが落ち込んでいたシーンです。

この場所は、付き添いの友人に言われるまで、

気付きませんでした…(汗


画像


そして、ベンチのすぐ近くに、

たけのこの作り物があります。

ももねこ様がこれに擦り付けていたシーンです。

これも、結構レアな場所だと思います↓

画像


なんか……すごく可愛い。


画像


そして、竹原港方面へ少々歩いて行くと、

この場所に辿り着きます。

あの電車、この場所、まさしくあのシーンです。


画像


竹原市役所には、大きな看板が

このように置いてあります。

前回、来たときはOVA版の看板でしたが、

今回はアニメ版の看板に変わっていました。

まあ、それはそうですよね。


画像


こんな感じで、今回の舞台探訪は終了です。

でも、なんだかんだ言って、探し回るのに時間がかかり、

あっという間に終わってしまいました。


帰りは、呉線三原経由でのんびりと帰りました。

窓から見る瀬戸内海は絶景です。

さらに、徐行をするのでじっくり眺めることが可能です。




前回・今回と探訪に行けなかった場所は、

・朝日山

・モデルとなった中学校(?)

・けた下制限2.9mの場所

・的場海水浴場

・ぽっての家のモデル

・黒滝山

・大崎下島

・広駅周辺

・豊島


細かく言えば、まだまだあります。

まず、徒歩では無理です。


なので、次回行くときは

真っ先に大崎下島に行って探訪しようと思います。




ここまで、ご愛読ありがとうございました。


画像



そして、これはたまゆら紙パックです。
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帰省したぜいb

2011/12/23 12:28
いやあ、実家はやはり落ち着くなあ

そしていろいろ予定が詰まってたり…

友人と遠出して遊んだり、お泊り会したり

同窓会なんかもあったり、

そして、年賀状まだ終わってないし(ぁ


とりあえず、いろいろありますね(汗


ああ、小説書く時間ないなあ…

ヘタしたらそのまま年越すかも


べ、別にあんたの為に

書いているんじゃないんだからねッ!(



まあ、もうしばらくお待ちください。
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旅館ミドルサード

2011/12/15 21:12
第六の間 『冷たい現実、そして夢消失』



父さん、もしかしたら夢を諦めるかもしれない……。


私は、お風呂場でシャワーを浴びながら、

そんなネガティブな事を思っていた。



父が言っていた旅館業法というもの。

あれは、旅館を開業・営業する上で絡んでくる

法律や手続きを纏めたものだ。

いろいろ小難しい事が満載されていて、

私にはさっぱり分からない。

でも、唯一分かることがあった。


それは、我が家に旅館を開業するほどの予算が無いことだ。


普通は、借金をして2代目、3代目を継いで返済していき、

ようやく安定な旅館営業を実現できるのは、3代目以降となる。

しかし、父は

俺の夢だから、真梨は好きな事をすればいい≠ニ言って、

私が父の夢を継ぐことを否定した。

もはや、継ぐ者がいなければ

借金すらも出来ないということになる。


後の選択肢は、古い旅館の買い取り。

でも、そんな旅館なんてこの町のどこにも存在しない。

父の夢は、ますます幻想物へと消えていくような気がした。


ザァー。


私に、できることなんてこれっぽちもない……。

私の体を伝ってただ単に流れていくシャワーのお湯。

温かいはずなのに、なぜか冷たい水のように感じた。











翌日になっても、気分が晴れることはなかった。

今日から、生き生きした私に生まれ変わろうと思ったのに、

ちょっぴり残念…。


「お、まり、おはよ」


みいちゃんにまで気を遣わせてもらったら悪いから、

せめて、この場だけはいつもの私で振舞おう。


「おはよう」


「……元気ないね。何かあった、まり?」


見抜かれるの、早ッ。


「ぜ、全然、大丈夫だから」


「まさか、お父様の旅館の夢で何か問題が!?」


油断も隙もないよみいちゃん。



私は、潔く全ての事情をみいちゃんに告白した。

みいちゃんは、かなりショックを受けていたようだが、

すぐに冷静な目つきになる。


「そう……それは、何とかせんといけませんな」


「でも、私じゃ、何にもできなくて……」


「それはただの思い込みだと思うな」


「えっ」


「まりの良いところは、そうやって人の事を心配すること。

 その人思いにあるわ。

 元気づけることは、まりにできるはずよ」


「う、うん」


「あのお父様だもん。

 きっと我が娘の励ましの言葉を受けたら、

 お父様は号泣して心がレボリューションするに違いない!」


「みいちゃん……なんかすごい」


「大事なのは、他人を思いやる心よ」


みいちゃんが私の肩をポンと叩く。


「ごめんね、私のために」


「いいのよ、私たちは心の友なんだからっ。

 ということで、今日の放課後、また銭湯に寄って行く?」


「えっ、いいの?」


「ええ、まりに逢わせたい人がいるの」


「だ、誰!?」


「それは、来てからのお楽しみ」


そう言って、妖艶な笑みを浮かべるみいちゃん。

みいちゃんが私に逢わせたい人。一体、誰だろう。


でも、みいちゃんに励まされて、

少し元気が出たような気がする。

私にしかできないことは、まだ沢山残っている。

それが、父の支えとなるはずだ。










――そして、時間帯は放課後へ。

みいちゃんの約束通り、

私はみいちゃんの親戚のおばさんが経営する銭湯にやって来た。

みいちゃんは先に行ってて≠ニだけ私に告げ、

今私は一人で銭湯に来ている。


「こ、こんにちは。……おじゃまします」


中に入ってみると、

懐かしい木の香りが部屋全体に漂っているのを感じ、

独特の雰囲気を醸し出しているのが分かる。

私は、こういうのがなんか好きだったりする。


「おかえりなさいませ」


「えッ!?」


上品な着物を身にまとった人が

床に正座をして私を出迎えてくれた。


「って、みいちゃん!?」


「にひー、びっくりした?」


「えぇぇぇ!? ど、ど、どうしたのそれえ!?」


「おばさんに借りて、ちょっと女将の気分になってみたんだ」


「すごい! 似合ってるよ、みいちゃん」


「えへへ、ありがとね」


なるほど、だからみいちゃんは、

このサプライズを私に提供する準備のために、

先に行ってて≠ニ、あんなことを言って先回りしていたのか。

私の思考回路がまた一つ進化したような気がした。


「おまたせしました。ごゆっくりどうぞ」


私がロビーにある椅子に座っていると、

机に温かいお茶が置かれた。

すごいことに、茶柱が立っている。


「みいちゃん、まさか経験者?」


「いやあ違うよ。

 おばさんの仕事ずっと見てて、手順覚えちゃっただけ」


「で、でも、みいちゃんのおもてなしは迫真の演技だよ!

 私、感動しちゃった」


「またまたあ〜、そんなこと言っても、何も出てこんよ」


みいちゃんは、

私の必死の称賛をする動作を見てくすっと笑う。


「あ、おいしい」


「うん、良かった」


「ねえ、私に逢わせたい人って……」


「あー、うんうん、もういるよ」


「えっ?」


私は辺りをキョロキョロと見渡す。

しかし、このロビーには私とみいちゃんの二人しかいない。

困っている私を見て、みいちゃんは意地悪そうな笑みを浮かべる。


「さて、正解を言いましょうかね。あちらの方です!」


みいちゃんが、その方向へ手を差し向ける。


「肖像画?」


「ピンポーン。さすがは、まり」


「逢わせたい人って、肖像画の人なの?」


「そうそう、それにとってもお偉いさんなのよ」


みいちゃんは肖像画の方へ歩みながら語り始める。


「彼は、この銭湯を開業した人で、

 初代の主人を務めた人でもあるわ」


「へえ……」


「当時、この町は人気も少なく、寂しくて冷たい町だったの。

 でね、そんな町をぬくもりのある町にしようってことで、

 銭湯を建てることにしたのよ」


「すごい人だね」


「でもね、問題があったの」


「ごくり……」


「源泉が見つからなかったのよ。

 どこを掘っても、温泉は湧いてこなかった。

 それもそのはず、だってこの町は固い岩盤の上にあって、

 地下水脈はほとんど存在しない、枯れた地層だったから。

 もちろん、当時にはボーリング調査や、

 電波で地層分布を調査する技術なんて無かったから、

 彼は無意味な掘削作業を永延と続けるだけだったの。

 それはまるで、タイプライターをランダムに打ち続けて、

 規則正しい文字列にするようなもの。

 そんな確率は、ほぼゼロに等しい」


「……」


「そうしている間にも、町の人口は減っていき、

 ますます寂しくなっていったわ。

 もう、この町で銭湯を開くことは無理だと誰もが諦めていた。

 そしてまた一人、そして一人と、この町から出ていき、

 残ったのは、ほんの数人と、彼だけになった」


私は肖像画に描かれた人物を見つめる。

そんな、辛い過去があったんだと、私は心の中で悟った。


「でもね、彼は絶対諦めなかったの。

 必ず、銭湯を建ててみせる≠チてね。

 だから、彼の強い信念によって夢は一寸もグラつかなかった。

 そして、ついに奇跡が起きたの」


「じゃあ、もしかして」


「うん、まりの思うとおり。

 突然、温泉が湧いたの。

 そして、すぐに建物を築いて、銭湯を開業したわ。

 全ては、この肖像画の主人の血と汗と涙の結晶なのよ。

 それは、今に継がれているってことね」


みいちゃんは全てを言い終えると、肖像画に向かって一礼した。

私も、慌てて起立をして一礼する。

そういえば、この前来た時に感じたあの視線。

もしかしたら、この肖像画の主人の視線だったのかも……。






「おやまあ、よく覚えてたねえ」


すると、奥からおばさんがお菓子を持って歩いてくる。


「あ、おじゃましてます」


「いらっしゃい、真梨ちゃん」


「だって、おばさん、私が小さい頃ずっと聞かせてくれたじゃん」


「そうだったんだ……」


「そうね、真梨ちゃんは初めて聞くことになるねえ」


「ちなみに、おばさんは、6代目になるんだよね?」


私が思っていたことを、みいちゃんが代わりにおばさんに聞く。


「ええ、でも残念だけど私の代で終わるかもしれないわね」


「えっ!?」


私は目を丸くする。

みいちゃんも、それを聞いて口ごもってしまった。


「……夫は数年前に他界して、

 息子たちはこの町から出て行ってしまったの。

 だから、今となってはこの銭湯には、継ぐ人がいないんだよ」


「そんな……それじゃあ」


おばさんは無言で首を横に振る。


「ごめんね、真梨ちゃん。でも、これしかもう方法は無いの」


「私がね、継ごうって思ったけど、

 えへへ……。

 男性じゃないと正規に継ぐことができないんだよね」


「……」


私はもう一度、肖像画の人物の方へ振り返る。

何年も苦労して積み上げてきた夢なのに、

こんな簡単に崩れ去ってしまうなんて、ひど過ぎるよ。


でも、これが、冷たい現実だった。






――第七の間へ続く。






――――――――――――――――――――――――――
『第六の間』をご閲覧、ご愛読いただき有難う御座います。


 さて、お刺身をご用意いたしました。

 本日に獲れた新鮮なお魚ですので、海の幸をご堪能ください。



ここでは、次の話、前の話、最初の話へ進むことができます。

下の画像をクリックして、進んでください。

なお、別ウインドウで開きます。


次へ: 次の話へのリンク画像です。

前へ: 前の話へのリンク画像です。

初へ: 最初の話へのリンク画像です。


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現時点では第七の間は公開していませんので、
もう少しお待ちください。
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